BRIAN SETZER ORCHESTRA / THE DIRTY BOOGIE

BRIAN SETZER ORCHESTRA / THE DIRTY BOOGIE

THE DIRTY BOOGIE

会場は革ジャンでリーゼントの人だらけ。

アルバムリリース後の来日公演、そういったファッションの人をたまに街で見かける事はあってもあれほどの集団で観たのは生まれて初めての出来事で、東京には革ジャンリーゼントのニイチャンが実はたくさん居るのだという事が判りました。


客席ほぼクールス状態。本物も居たのかな、わかんないけど。


曲の合間に「アニキー!」というかけ声すら上がる有様。
なるほど、アニキって呼び名が良く似合う人だな、とも思いました。

BRIAN SETZER は元ストレイキャッツのメンバー。

その存在は知ってたけれど、そもそもロカビリーってジャンルに興味が無かった事も
あって僕はその頃の作品をほとんど知りません。

背がひょろっとして目がぎょろっとして両腕入れ墨だらけのロカビリー青年、そんな
程度の印象でした。

そのまま時は過ぎて、発表されたTHE DIRTY BOOGIE

どこか青臭ささを漂わせていたかつてのツッパリ青年は悪そうな雰囲気を残したままいつしか渋みの漂うオッサンに成長し、ホーンセクションを含めた大所帯のビッグバンドを率いて実にエネルギッシュになってました。

バンドが一体となって作り出すサウンドの奇跡。

スタジオ録音のはずなのにライブアルバムのように聴こえるのはなぜ?

音が踊ってる、生きている。決して練習だけで出せる音じゃない。

「骨の随まで」という言葉があるけれどまさにBRIAN SETZERのサウンドには骨の随まで染み込んだRock'n Rollを感じます。


人が年月とともに成長していくのと同じくきっとその人の奏でらるサウンドも成長するのです。

それは時間と経験と想いが積み重なってこそ創りだせる音、
音楽に限らず、全ての表現にも当てはまる事なのかもしれません。

アルバムの最初から最後まで気の抜けない怒濤のスイング。

最高のショーが詰まった一枚です。


文:ヰケダ
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 12:11 | Comment(3) | TrackBack(1) | B

BECK,BOGERT&APPICE / BECK,BOGERT&APPICE

BECK,BOGERT&APPICE / BECK,BOGERT&APPICE

BECK,BOGERT&APPICE


73年発表のBB&Aの唯一のアルバム。

一回バンドを結成する話があった後にジェフ・ベックが交通事故に遭い、結成の話がなくなるもその後に紆余曲折を経て無事結成されたこのバンド。

ジェフ・ベックと元ヴァニラ・ファッジ⇒元カクタスのカーマイン・アピス(ds),ティム・ボガート(b)の3人で結成されたすでに完成された3人組。

ジェフ・ベックの神の領域にまで達しているギタープレイはもちろん聴き応えあり。

しかもバックを固めるリズム隊がものすごくタイトで寸分の狂いもなく変則的な曲も難なくこなしているあたりがスーパーグループの名にふさわしいバンドではないだろうか。

こんな完璧なバックがついていればこそジェフ・ベックのギターが光るというものだろう。

このバンドにおいて僕的にはギターの音も好きだがバックのドラムプレイ、ベースプレイのほうが気になってしまうことのほうが多いかもしれない。

スティービー・ワンダー、カーティス・メイフィールドの曲も彼らなりの解釈ですっかりロックに変身していて興味深い。

日本でしか発売されていない日本で行ったライブのライブ盤もあるがそれも素晴らしい出来。

機会があればそちらもご紹介したいですね。

タイトな演奏を楽しめる一枚なのではないでしょうか。


文:コトー
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 23:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | B

BLUE CHEER / VINCEBUS ERUPTUM

BLUE CHEER / VINCEBUS ERUPTUM

VINCEBUS ERUPTUM

'68年発表のブルーチアーの1st。

ディッキー・ピーターソンがベースを弾きながらヴォーカルをとるトリオ編成。

たった6曲ながら轟音を鳴らし、勢いで迫りくるなかなかのアルバムです。

カバーながらブルーチアーの代表曲となっている「SUMMERTIME BLUES」。

WHOのそれもいいけどこちらにはこちらの味があります。

なんといっても爆音ガレージの元祖という説もあるくらい地味ながらも後に与えた影響は計り知れない。

2曲目に収録されているブルースの名曲「ROCK ME BABY」もヘタウマながらいいです。

これをみても分かるようにブルースが根底に流れているガレージロック。

ライブなどではあまりに爆音で音を出すため音が歪んでしまい何の曲やってるのかよくわからんという説もあるくらい(笑)

数年前奇跡的に来日を果たしブルーチアー健在を誇示したことは記憶に新しいです。

観ときゃよかったよ。

そのときのライブ盤も出てるけど聴いてないや。

とりあえずこのアルバムは聴いてみてください。

ヘタウマで轟音の真髄を知れ!


文:コトー
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | B

BOBBY CALDWELL / CAT IN THE HAT

BOBBY CALDWELL / CAT IN THE HAT

CAT IN THE HAT

今や都会の夜のオシャレな大人の音楽の代名詞になってしまったBOBBY CALDWELL。
アーバンでメロウでアダルトでトワイライトでシックです。

とはいいつつも、現在定着したイメージとはちょっと違った空気を持ったこのアルバムが実は彼の作品の中で一番好きです。


心地良い風が吹く昼過ぎ、天気は快晴、遠くには波の音といった雰囲気。
そんな感じのするアルバムです。

実はドラム以外の楽器のほとんどは彼自身が演奏しているというのが驚きです。

ひとりで演奏すると「間」みたいなものが自然と統一されるものなのでしょうか。

BOBBYののびやかで優しいヴォーカルと楽器の音がほどよく溶け合っている空気があってアルバム全体の仕上がりが心地良いです。

音の作りもナチュラル感があって楽器の音があまり加工されずに自然に響いている感じがするのも好きなところです。

確か自分が中学生の頃だったと思いますが、たまたまFMでAOR特集の番組をやっていて、このアルバムの中の一曲を聴いたのがBOBBY CALDWELLを知るそもそものきっかけでした。

そのとき買ったLPは500円の中古品、盤がちょっと波打った不良品でしたが、カセットテープに録って何度となく聴いたものでした。


素直に身を預けられる、不思議な安心感の漂う一枚です。


文:ヰケダ
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | B
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