JEFF BECK / WIRED
自分にとっての素晴らしいギタリスト像には大きく2種類あると思っています。
一方は「ギターを弾きたくさせるギタリスト」
一方は「ギターをやめたくさせるギタリスト」
思わずギターを手にとってフレーズをコピーしたくなるのが前者。
手本であり、師匠であり、アニキであり、聴く度にどこか背中を押されるような感覚を覚える存在です。
「この人のプレイはコピーするだけ無駄。」と思い知らされるのが後者。
全て超越した存在というか、いわば神様というか
己が到底及ばないであろう領域に君臨する存在です。
自分にとって、JEFF BECKはまぎれもなく後者のギタリストです。
その手から繰り出されるサウンドはギターという楽器の想像を超えた音色を持ち、
「弾く」というより「話す」「囁く」「叫ぶ」といった息づかいすら感じさせてしまうほどです。
テクニックのためのテクニックではなく、表現する上での必然を持って生まれたような感じのする音。
そして、どこで弾いててもJEFF BECKと判ってしまうほどの個性的なサウンド。
エレキギターという、いわば工場の生産ラインで画一的に量産された工業製品とギターアンプという、これまた画一的に量産された工業製品をもってして、なぜにこうまで独特のサウンドが産まれてしまうのか。
数多くのミュージシャンから尊敬を集め、聴く者の心を惹きつけてやまない、ギタリストの中のギタリストです。
そのエネルギーは現在も衰える事なく、サウンドスタイルも変幻自在、新作をリリースする度に今回は一体どんな内容に仕上がっているのかが予測不能です。
まさに進化し続けるギタリストだと思います。
そのJEFF BECKのアルバムで一番のフェイバリットがこの「WIRED」
全編インストゥルメンタルの歌無し。
でも確実に息吹を感じさせるギターの音の数々。
聴けば判る、聴けば感じる一枚です。
文:ヰケダ




ちょっとだけ聴いて誰が弾いているか分かるギタリストのひとりですよね。
なぜあそこまでオリジナルな感じを出せるのでしょうか?
最近やたらと多い再発した紙ジャケまで買ってしまいました(笑)
大好きなだけにその他の作品もほとんど買い直しましたよ。とほほ。。。
JEFF BECKって
活動時期によって全然スタイルが違うんですけど、
やっぱこの時期が一番好きですね。
何度聴いても飽きないです。
不満を言うなら、
ライブDVD(またはビデオ)といった映像での作品が
あまりにも少ない事でしょうかね。
これほど有名でありながら、
個人名義の映像作品がひとつも発売されてないというのも
不思議な話です。