METALLICA / MASTER OF PUPPETS

METALLICA / MASTER OF PUPPETS


METALLICA / Master Of Puppets


先日行ってきました、サマーソニック'06

初日のこの日のヘッドライナーはメタルゴッド、METALLICA

鬼気迫る表情で攻めてくるジェイムズの迫力といったら・・・
ジェームス

キャリア20年以上という修羅場をくぐった彼らの凄みを存分に見せつけられました。

このライブでのハイライトといえば、彼らの3rdアルバムにして最高傑作と言われるMASTER OF PUPPETSの全曲再現であったことは言うまでもない。

曲順通り全てを演奏。感動!!



1986年に発売されたこのアルバムでMETALLICAの人気は不動のものに。

そしてその後も大事に演奏され続けてきた「BATTERY」や「MASTER OF PUPPETS」という名曲が生まれたのもこのアルバム。

しかし、このアルバムを世に出し、世界的にも不動の人気を得たその矢先、アルバムのツアーを行う彼らに待ち受けていたのは辛い現実であった。

そのツアー中にベーシストであるクリフ・バートンをバスの事故によって失ってしまったのだ。

しかし、前進は止まらない。

メンバーチェンジを経ながら、その後も名作を生み出していくのだ。

先日のライブでは亡くなって20年経つクリフ・バートンの映像も流れ、我々メタリカファンとクリフとの感動的な再会の場を与えてくれた。

20年の時を経てもなお輝き続けるMASTER OF PUPPETS

重い、早い、変調ながらもメロディアス。

偉大なアルバムであり、メタルの世界をぶっちぎりで駆け抜け、切り拓いた彼らの軌跡はこのアルバムと共に永遠であろう。

文:コトー
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 00:27 | Comment(0) | TrackBack(6) | M

川口 大輔 / Sunshine After Monsoon

川口 大輔 / Sunshine After Monsoon



夏が来るね。雨が好きだけど、季節が移り変わるのは仕方がないことだね。

暑い夏が、せめて爽やかに過ごせますように、こんな音楽はどうでしょう。

おととし、2004年の作品です。

プロデュースは松尾潔。軽めの音作り。

でも太陽は、湿度の低い国の太陽じゃなく、モンスーンが運んでくるような太陽。熱帯雨林の太陽。

そう、ちょうど最近のニッポンの気候みたい。

あんまり楔みたいに心の奥に打込まれる音楽じゃないけれど、つい口ずさむようなメロディ。

コンポーザーとしても有名で、ここ最近のチャートをにぎわしてる曲にも、この人のクレジットを見つけることができます。

そういう曲は単体で聴くと、提供先のほうが上手く作っているような気がするけど。

このアルバムは、「Sunshine After Monsoon」って、ホントにそんな感じ。

トータルプロデュースが秀逸だと思う。

ピアニストでもある彼は、ボッサ・サルサ・ラテン・ブラジリアンといったバンドでキャリアを積んだみたい。

インスト曲には色濃く反映されているよ。



十年先にこのアルバムが、名盤として残っているかは関係ない。

もしかしたらニッポンの気候も変わっているかも知れないし。

梅雨の晴れ間に、「Sunshine After Monsoon」を感じながら聴きたい。



万人受けしないのはセールスが物語ってるけど、俺はありです。

夏が暑い人には聴いてみて欲しい。

やっぱり夏は暑いんだなって、思うから。


文:たぐっちゃん
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 邦楽あ〜さ

映画:トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男

トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男


トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男



トム・ダウド。

そう、トム・ダウド。

彼の名を知る人は世界中にどれほどいるのだろうか?

音楽が好きでロックが好きなら彼が何者かよくわからぬまま記憶の奥底に葬ってはいけない。

彼が音楽業界に起こした奇跡は忘れようにも忘れられないのだ。

それはすでにロックを聴いている者の耳に、脳に、すでにすり込まれているから。

そして知らないうちに彼の関わった作品を絶対に聴いているから。



自分の持っているアルバムに「 TOM DOWD 」のクレジットがあることに気が付いたのは熱心にオールマン・ブラザーズ・バンドを聴き始めた浪人生だった19の頃。

そのあとも気が付けばいろんなアルバムに彼の名前をみつけることができた。

彼の関わった何枚もの名盤が、何年も経った今でも僕の心を惹きつけて止まない。

それはこれから先何十年経ったって僕の中では何ら変わらない永遠の真実。



この映画は彼の意外な過去や彼の歴史を紐解いていくドキュメントとなっている。

様々なアーチスト達が語るトム・ダウドの素晴らしい人間力。

実は優れたミュージシャンであったがゆえに仲間から信頼される音楽家としての演奏力。

誰よりも音楽的知識が深く、鋭い耳を持った音楽力。


皆が語る彼はとんでもない天才。



そしてこの映画ではまるでロックの教科書のような映像がたくさん盛り込まれています。

もちろん動くデュアンも。



そして彼はあの奇跡の日をカメラに向かって話しだす。
Layla and Other Assorted Love Songs

クラプトンとデュアンの出会い。

この映画の邦題でもある「いとしのレイラをミックス」した時の裏話を語る時のトムはまるで昨日のことのように語り出すのだ。

彼の人生においてもまたとない奇跡が起こった日のことを。


そしてこの映画のハイライトであろう、トムがミキサーの前に座ってLAYLAを再びミックスしている時の彼の嬉しそうな表情はこれでフィルムに永遠に残ることになったのだ。

「これがクラプトンのパート、これがデュアンのパート。これをミックスさせると・・・」などと呟きながら。

この姿を見て涙がこぼれそうに。。。



それにしてもここまで音楽業界を常にリードし、技術革新していたのが彼だったと今まで知らなかったことが妙に恥ずかしい。


彼はピアノをほんとうに愛していたらしい。

最後はトムの素晴らしいピアノでこの映画は幕を下ろす。


素晴らしいドキュメントでした。





家に帰ってからまず何を聴いたかって?


決まってる、でしょ?
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

ROLLING STONES / LET IT BLEED

ROLLING STONES / LET IT BLEED

ROLLING STONES / LET IT BLEED

1969年発表の「LET IT BLEED

このアルバムはストーンズ自らがブルースをも飲み込み、次の段階へと進み行く過渡期に出された傑作であろう。

過渡期といえばメンバー構成にも変化が。

ストーンズでの裏番長的な存在のブライアン・ジョーンズがこのアルバムを最後に脱退。
そして謎の死。

まぁこの作品においてはほとんど演奏はしていないが。。。

そしてミック・テイラーを加入させブライアンの呪縛からも解かれていくのだ。


このアルバムと前作「BEGGARS BANQUET」においてブルース色から次第にアメリカ南部の音への憧れを露わにしていくこの時期が非常に好きだ。

このアルバムにおいては名バイ・プレイヤー達が助っ人として参戦。

彼らがアメリカ南部の風を運んできてくれた。

「Love In Vain」でのライ・クーダーのマンドリン、「Let It Bleed」でのニッキー・ホプキンスのピアノプレイ、これまた僕がこよなく愛するアル・クーパーの「You Can't Always Get What You Want」でのピアノ、オルガン。

ストーンズの歴史においてもこんなに名曲の揃ったアルバムはないと言い切れるほど。

代表作の固め打ち。

ストーンズ史上、いや、ロック史上においても重要なこの作品。

そしてこの作品を出した年に行われたロンドン・ハイドパークコンサートにおいてはここに収録された名曲をブライアン・ジョーンズに捧げる追悼コンサートにて白熱の演奏。

「Midnight Rambler」における最後の追い込み具合、
「You Got The Silver」でのキースの声、
「Country Honk」のあの「味」、
「You Can't Always Get What You Want」はロックファンの必須科目。

どれも甲乙つけがたいストーンズ名物。

ストーンズはこの後にさらなる黄金期を迎えていくのである・・・

文:コトー
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 00:24 | Comment(3) | TrackBack(4) | R

吾妻光良 & The Swinging Boppers / STOMPIN'&BOUNCIN'

吾妻光良 & The Swinging Boppers / STOMPIN'&BOUNCIN'

吾妻光良 & The Swinging Boppers / STOMPIN'&BOUNCIN'

何が凄いかって、吾妻光良のムチャクチャ笑える歌詞とユーモア溢れる演奏が一体となって繰り出す怒濤のスゥィング感。

音楽って「音」を「楽」しむものなんだよなぁ・・・

などと今さらながら改めて実感させてくれたりして、最初から最後までテンション上がりまくりな内容なのです。

「齢には勝てないぜ」
「誰がマンボに"ウッ!!"をつけた」
「俺の家は会社 」等々
曲のタイトルからして怪しさ満点、そそられます。

「秋葉原」という曲のイントロは明らかに石丸電気のメロディ。
そういったユーモアセンスも抜群です。許可取ってんだろうな?

大いに笑えて、あからさまにスケベで、でもちょっとシャイで哀愁漂ったりして、ものすごく人間臭い感じがなんとも言えず気持ちいい。

聴いてるうちに人生なんとかなるような錯覚すら覚えてしまう不思議なバンド。

全然売れ線じゃないし、ただひたすらに皆で楽しんで作ったような雰囲気が、このアルバムの末端までぎっしり詰まっている感じがすごく好きです。

吾妻光良のダミ声&独特すぎるギターの音とビッグバンドの絡み合いは、オトナ、いや、オッサンの色気みたいなものを濃厚すぎるほどに醸し出しています。

古くからの悪友同士が野放しで宴会やってるようなノリに近いのかも。

実は僕が大学生の頃、学園祭のロックフェスティバルに毎年来てたのですが、その頃ビッグバンドのスゥィングにはまるで無頓着だったので、ロクに聴きもせず、ここ最近まで全然まともに知らなかったのです。

今思えばもったいない。



気付けば自分も30半ば。


この音楽を面白いと感じるようになったという事は確実にオッサンの世界に仲間入りしたという事なのだろうか?

と、やや苦々しい想いもしつつ、30年後にもこの勢いでジジイの色気満載の作品をぜひ聴かせて欲しいと思わせてくれる一枚。

文:ヰケダ
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | 邦楽あ〜さ

曽我部 恵一/LOVE LETTER

ここしばらく、毎日のように聴いているアルバムがあります。


曽我部 恵一/LOVE LETTER

曽我部 恵一/LOVE LETTER

いい!!実にいい!!

改めるまでもなく思います。大好きです。

なんでしょうね。何がいいんでしょ?不思議ですね。



冷静に客観的に聴くと、ちょっとハズかしい詞だし、音楽も決して新しくないですよ。

そんな表面が必要なんじゃないんですよ!!

魂とか、カコイイ云い方じゃなく、きっと、人間「 曽我部 恵一 」が好きなんだ。


ぜひ友達になりたい。

いや、でもそれはそれでよろしくないか。


嫉妬の嵐ですよ!?この同い年の天才には。



俺ももっと自分の仕事を極められたら友達になって下さい。



アルバムはですね。

ホントは心配だったですよ。

前作 「 STRAWBERRY 」 が最高だったので。

多くのアーティストって、思い入れが強いほど新譜の期待とのギャップって大きくないですか?「ガッカリ・・・」って。



杞憂でした。



更にいい!!

前作よりラウドかと思えば前作よりメロウ、振り幅が大きい。

この人の魅力を余すところなく表現してます。

「バタフライ」で幕を開けラウドのまま、「ジュークボックス・ブルース」から「ねむれないあの娘のために」への流れ最高。

「抱きしめられたい」とかサニーディっぽくて泣ける。 「 24時 」 ぐらいの頃の感じかなぁ。

聴かずに死ねるか!!



特典欲しさにオンライン予約までして、人より早く手に入れたのに全然飽きませんね。



また次作、心配ですが、きっと裏切ってくれるでしょう。

文:たぐっちゃん
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 23:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 邦楽あ〜さ

BUMP OF CHICKEN / ユグドラシル

音楽は好きですか?年を重ねると音楽にお金を掛けなくなりませんか?

僕でさえ多少買うCD減ってますからね。

若い頃はもう、どんなジャンル・カテゴリーでも取敢えず買いました。

でも結局、好みじゃないと聴かないんですよね、殆ど。

要はあまり聴かなそうなCDは買うのをやめた、という事です。

これは僕の例ですが、周りの人間は音楽自体聴かなくなっちゃったの結構いますよ。

音楽って、若いものなんですか?


BUMP OF CHICKEN / ユグドラシル

BUMP OF CHICKEN / ユグドラシル

バンプ、若いですよ!?

と言うか、青いよ。

あの頃は青かったみたいな曲多いけど、そこがまた青い!!


好きですよ〜これ。

なんかジャンプ読んでるみたい。いや、ジャンプ読んでるけど実際。

こんな疾走感のあるロックなのに、なぜか青春ノスタルジーw


好き嫌い別れる感じだとは思うけど、一度気に入ったら新曲が待ち遠しくなるよ。

今度はどんな物語ですか?


待ち遠しいといえば、必ず入ってるクレジットもされてないボーナストラック。なぜかいつもコミックソング。

爆笑です。

ラストの曲が終わって数分。

レンタルダビングだと気が付かないかもね。



それは余談ですが、やはり真骨頂は「sailing day」だとか、「スノースマイル」とか、青春丸出しソングじゃないでしょうかね。



近所のデパートでですね、CDを山のように抱えた僕に「やめたら?」とか言う友人。

その気持ちも分かるが、

「俺はまだ青春なんじゃ〜!!」



追記:若かりし頃、アシッドジャズやソウルの話題で盛り上がった妻の、最近のフェイバリットはレンジです。Chin!

文:たぐっちゃん
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 00:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | 邦楽た〜は

THE VELVET UNDERGROUND&NICO / THE VELVET UNDERGROUND&NICO

THE VELVET UNDERGROUND&NICO / THE VELVET UNDERGROUND&NICO

THE VELVET UNDERGROUND&NICO


ロック史上に残る強烈なキャラを持ち、ほんの数年で散った儚いバンド。

そう、その名もベルベット・アンダーグラウンド(&ニコ)

かの有名なバナナジャケも手がけたアンディ・ウォーホールに見出され世にでてきた彼ら。

ちょっと過激な言い方をしてみればこのバンドはアンディ・ウォーホールのオモチャでありバンド自体がウォーホールの前衛的な作品のひとつとだったと言ってもいいのでは。


しかし1967年発表のこのアルバムでは彼らの甘美な個性が際立つ作品となっている。

後に発表されるアルバムとはまた味が少し違うがこれもヴォーカルをとっているドイツ生まれのNICO(ニコ)によるところが大きいと思われ。

ちなみにとっても美しい女優でもあった彼女はこのアルバムをもって脱退してしまうのだが。。。


1曲目の「SUNDAY MORNING」の甘い気だるさなんて秀逸。

このアルバムの雰囲気を一見ソフトにしています。

しかしそれは「ちょっと見」だけであり、実は人間に巣食う闇の部分(麻薬、暴力、同性愛)にスポットを当てた歌が並ぶアルバム。

そしてこのアルバムを包む単純なビート、ディストーションの効いたギター。

ずっと聴いていると「何か」に陶酔してくるような感覚に襲われる不思議な音楽。

これが麻薬の効果か・・・


全曲を手がけたルー・リードの才能開花前夜という感じでしょうか。

僕的にはこの後のアルバムのほうが好きだったりするもので(笑)

しかし永遠ですよ、これは。

文:コトー
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(1) | V

BRIAN SETZER ORCHESTRA / THE DIRTY BOOGIE

BRIAN SETZER ORCHESTRA / THE DIRTY BOOGIE

THE DIRTY BOOGIE

会場は革ジャンでリーゼントの人だらけ。

アルバムリリース後の来日公演、そういったファッションの人をたまに街で見かける事はあってもあれほどの集団で観たのは生まれて初めての出来事で、東京には革ジャンリーゼントのニイチャンが実はたくさん居るのだという事が判りました。


客席ほぼクールス状態。本物も居たのかな、わかんないけど。


曲の合間に「アニキー!」というかけ声すら上がる有様。
なるほど、アニキって呼び名が良く似合う人だな、とも思いました。

BRIAN SETZER は元ストレイキャッツのメンバー。

その存在は知ってたけれど、そもそもロカビリーってジャンルに興味が無かった事も
あって僕はその頃の作品をほとんど知りません。

背がひょろっとして目がぎょろっとして両腕入れ墨だらけのロカビリー青年、そんな
程度の印象でした。

そのまま時は過ぎて、発表されたTHE DIRTY BOOGIE

どこか青臭ささを漂わせていたかつてのツッパリ青年は悪そうな雰囲気を残したままいつしか渋みの漂うオッサンに成長し、ホーンセクションを含めた大所帯のビッグバンドを率いて実にエネルギッシュになってました。

バンドが一体となって作り出すサウンドの奇跡。

スタジオ録音のはずなのにライブアルバムのように聴こえるのはなぜ?

音が踊ってる、生きている。決して練習だけで出せる音じゃない。

「骨の随まで」という言葉があるけれどまさにBRIAN SETZERのサウンドには骨の随まで染み込んだRock'n Rollを感じます。


人が年月とともに成長していくのと同じくきっとその人の奏でらるサウンドも成長するのです。

それは時間と経験と想いが積み重なってこそ創りだせる音、
音楽に限らず、全ての表現にも当てはまる事なのかもしれません。

アルバムの最初から最後まで気の抜けない怒濤のスイング。

最高のショーが詰まった一枚です。


文:ヰケダ
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 12:11 | Comment(3) | TrackBack(1) | B

TOM WAITS / CLOSING TIME

TOM WAITS / CLOSING TIME

CLOSING TIME

雨の日にはTOM WAITSを聴きたくなります。


とある日の雨の午後、ふと車内のカーオーディオでTOM WAITSをかけた時の事、

独特のしわがれた声と、美しく繊細なメロディが織りなす、けだるく、甘く、優しい
音楽。

そして静かに車の屋根を叩く雨音と、辺りをしっとりと包み込む空気、単調に繰り返されるワイパーの往復。

そんなものたちが不思議と絡み合い、なぜか全てがひとつになったような感覚を覚えて、その日からTOM WAITSと雨が結びつくようになりました。



TOM WAITSの音楽には、たちこめるような人間臭さを感じます。



まず初めに「人」がいて、そこから自然に湧き出てきたような、

必然として生まれて来た音楽という印象があって、

どこかカッコ悪くて情けない空気を秘めつつも、

なくてはならないものがぎっしり詰まっているかのようで

音の中に確かな鼓動と息吹を感じます。


己の表層の部分をすんなりと突き抜けていつのまにか心の奥にすーっと入り込んでくるような音楽です。

発表当時、TOM WAITSはまだ20代前半だったそうで、このアルバムはのデビュー作でもあります。
早熟というか、早老というか、20代の作る音楽とはとても思えないほど、深く、人間臭い空気を持った音楽。

その後の作品は数あれどどうしてもここに戻ってしまうアルバム。



聴く度に心が洗い流されてしまう一枚です。


文:ヰケダ
posted by JIYUGAOKA-ROCKS at 19:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | T